背徳の人形 7話

 

「何もしない」と言った彼女の言葉を
僕は痛烈に感じていた。

あれから3日・・・
彼女は一度も僕の所へ来てはくれなかった。

“もう見捨てられてしまったのではないか”という恐怖に
自然と涙が溢れてきた。

僕は毎日彼女を想い
彼女が居なければ生きてなど行けないことを強く感じていた。

次の日も
又次の日も
彼女は此処へは来なかった。

悲しみと恐怖に支配される毎日・・・

少し腐敗臭のする餌と水を
生きるために貪った。


一週間が経った・・・

もう僕は自分の鎖の音でさえ
“彼女の足音”なのでは無いか?と思う程に
彼女の存在を欲していた。

強く望んでも現れる事のない彼女を想いながら
衰弱しきった僕の意識は
目を開く事も許さなくなった。

“このまま死んでしまうのか?”

そう思った時だった。

横たわる僕の髪を撫でる感触・・・
とても暖かく・・・待ち望んだ掌の感触・・・・

「いつまで寝ているの?起きなさい・・・」

目の前に・・・彼女が居た・・・。

もう会うことは叶わないと思った彼女を目の前にして
僕は子供の様に泣きじゃくった。

「も・・・あえない・・・と・・・おもっ・・・・」

言葉にならない声を出して
嗚咽を繰り返す僕の頭を
優しく撫でる彼女・・・

「反省は充分出来た・・?もう許可無く射精なんてしちゃ駄目よ・・・」

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僕は何度も頷くと
かすれきった声で彼女に言った。

「かしこまりました・・もう二度とご主人様に・・・粗相はいたしません・・・」

“ご主人様・・・”
僕の口は自然と彼女をそう呼んでいた・・・。

 

 

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